WatchFile は指定されたファイルやフォルダの変更を監視するツールです。 どのファイルにどんな変更があったのかや、フォルダ、ドライブごとに、どのくらい作成、削除があったのかなどを監視し記録します。 変更を検出した時にそれを知らせる機能とサマリを表示する機能を持っています。
    例えば、次のような使い方ができます。
  (1) 「共同で作業しているんだけど、次の処理をするので、ファイルができたら直ぐに連絡してね。」

「ファイルを変更した時は、どのファイルを変更したのかも知らせてね。」
「アプリケーションのエラーログができたら知らせて。 今日は帰って寝るけどメールをくれれば直ぐに来るから。」
ファイルが作成されたり、変更があると、作成者に教えてもらわなくても直ぐに知ることができます。 画面での表示の他、メールで通知を受け取ることもできるので、その間、他の作業(睡眠)に集中できます。連絡遅れによる時間ロスも防げます。

  (2) 「何もしてないのにディスクへの書き込みランプが点灯するんだけど…。」

新しく作成されたファイル、削除されたファイルを含め、どのファイルが変更されたか(書き込まれたか)を知ることができるので、原因を推察できます。

  (3) 「いったい、このフォルダ、ディスクには、どれくらいの頻度でファイルの作成や削除、変更が行われてるのかな?」

「今日は何だかディスクへのアクセスが遅い気がするんだけど…。」
  サマリ機能を使うと、作成、削除、変更の頻度を知ることができます。 正常時との比較や、フォルダごとに監視させての比較により、異常かどうかの判断や原因の究明を支援します。


  その他、次のような特徴があります。

  • 検出結果は、ファイルに保存できるので、後でより詳細に分析する等ができます。
  • 監視対象の指定には、ワイルドカードあるいは正規表現を使用できます。 特に正規表現を使用する場合は、対象に含めるものと除外するものを独立して指定できるため不慣れな場合や、複雑な抽出条件でも比較的容易に目的のものを検出させることができます。
  • 設定内容は記憶され、次回起動時に復元されるので、毎回設定し直す必要がなく効率的です。 監視対象や監視設定も記憶から呼び出すことができます。
  • OS が提供する機能では、属性、サイズ、更新日時、アクセス日時、作成日時、セキュリティの各変更の検出は、ファイルとフォルダが混ざって行われますが、ファイルだけ、フォルダだけに限定することができます。


  更に詳しくは、説明書: WatchFile.pdf(Box から表示) をご覧ください。

ダウンロード:

(参考)セキュリティー・ソフトとして、ノートン(NortonLifeLock 社) をお使いの場合、「セキュリティーリスク」として誤って検出することが報告されています。 ノートンは、以前から 誤検知 → 解除、を繰り返しています。念のため、ダウンロード・ファイルのサイズとハッシュ値を示します。

WatchFile47.zip 2,817,731 バイト
(参考)ハッシュ値 MD5:2A18AFE374366A4862F8CB9D4CB851A7
    ハッシュ値 SHA3-256:D8DF1D42AE1C31F7A553EA33379D8A09CFCC8C3880E2E90B22B5E6238E55D628

WatchFile スクリーン・ショット:

 

[ファイル][フォルダ]ボタンを[コマンド][メール]に切り替えた場合

 

 

リリースノート、履歴(最近の部分):

   2024/01/25 バージョン4.4
  ・利用者からのご要望により、タブ「動作1」の外部コマンドの「コマンド」で
     バッチ・ファイルを正式にサポートするなど強化しました。
  ・利用者からのご要望により、検出時のメールサーバとの通信でTLS 1.2、1.3 が
     使えるようにしました。.NET Framework 4.8 がインストールされている環境で
     WatchFile をインストールすると可能になります。
  ・動作環境がWndiws 8.1 未満の場合にエラーで起動できない誤りを修正しました。
  ・その他(誤りの修正や改善)。
 

  2022/12/31 バージョン 4.3
  ・タブ「動作2」のチェックボックス「メールする」の右クリックメニューにある
    「独自設定文を編集する」画面の「件名」に登録した内容が、アプリを再起動す
    る毎に後ろ1文字づつ消えてしまう場合(メール本文が空白の場合)がある誤り
    を修正しました。
  ・「このアプリについて」で使用モジュールの一覧を取得できるようにしました。
    表示を右クリックして「モジュール一覧をコピー」を(必要により Shift+,
    Ctrl+ で)選びます。
  ・その他(誤りの修正や改善)。

  2021/05/22 バージョン4.2
  ・利用者からのご要望により、ポータブル版としても動作できる様にしました。
  ・高 DPI ディスプレイでの DPI スケーリングに対応しました。
  ・設定の初期化が完全にできない場合がある不具合を修正しました。
  ・その他(誤りの修正や改善)。

  2021/02/19 バージョン4.1
  ・外部からの操作に次の項目を追加しました。 検出内容記録の切り替え、検出動作
    休止/再開、記録に記入
  ・モダン・スタンバイ(コネクテッド・スタンバイ)に対応させました。 但し、主
    要機能に影響はありません。
  ・一部のウィルス対策ソフトが動作している場合、メール送信が直ぐに行われない
    ことがある不具合に対処しました。
  ・その他(誤りの修正や改善)。

 

  2020/09/13 バージョン 4.0
  ・利用者からのご要望により、監視エラーを検出した時、監視を再開始できるように
    しました。“ネットワークを介したストレージの監視で、障害等により監視エラー
    となった場合、以降障害がなくなっても監視できない”という問題に対処しました。
    「動作1」ページの「エラー時は監視開始し直す」で設定します。詳細は、ここを
    右クリックして専用メニューで設定します。
  ・監視の開始/停止、再起動、終了、等、一部の操作を外部からできるようにしまし
    た。また、これを用いて動作試験用に疑似イベントや疑似エラーを発行することも
    できるようになりました。詳細は「13.1 外部からの操作、試験用イベント発行」
    で説明します。
  ・監視中にエラーとなった場合も外部コマンドを実行できるようにしました。
    「動作1」ページの「外部コマンド」「□ 起動する」を右クリックしてメニューか
    ら「コマンド起動要件」で設定します。
  ・その他(誤りの修正や改善)。
 
  2020/05/30 バージョン 3.11
  ・メールのSMTP サーバが、差出人(送信元)を確認し、期待の差出人以外ではエラー
    にする事例が多くなったため、差出人を画面(「動作2」ページ)から入力できるよ
    うにしました。これに伴い、起動時の引数 –mf での値は、この画面へ記入するよう
    になり、また、値は ini ファイルに記憶するように変更しました(以前までは –mf
    で毎回指定する必要がありましたが、今後は必要ありません)。
  ・WatchFile が表示していることが容易に分かるようにメッセージ・ボックスにアイ
    コンを表示させました。
  ・その他(誤りの修正や改善)。
 

  2019/10/10 バージョン3.10
  ・「動作2」ページのポート番号に入力した値が、iniファイルに正しく記入されずに
    次回復元できない場合がある誤りを修正しました。
  ・サマリ表示が、値更新時にチラつくのを軽減しました。
  ・CPU 使用率などのリソース使用状況を確認できるようにしました。右クリック・メ
    ニュー「ヘルプ」→「このプロセスについて」で表示します。
  ・その他(誤りの修正や改善)。

     :  (この間省略)  :
 
 2009/07/05 バージョン 1.8
  ・ 初回リリース。

 


 

最新情報

参考:

  • 「メールのサーバーに Gmail(google 社) を指定したが、エラーで送信できない」とのお問い合わせがありました(古くから何件かありました)ので、解決した例を参考までに掲載します。 2022/10/13 更新
    (1)
    まず Gmail の設定で「アプリ パスワード」を作成します。
    (2) WatchFile で
    認証方式を「ユーザ・パスワード」にし「パスワード」には作成した「アプリ パスワード」を、「ユーザ」と「差出人」には Gmail の有効なメールアドレスを指定します。

 

既知の不具合、次バージョン:

  •