FindFileは、ファイル名と日時情報でファイルを検索する古典的な手法の検索ツールです。 次の5つの機能があります。

  (1) 最新を開く

最新のファイルを見つけ開きます。 複数のバージョンのファイルがある時に、誤って最新でないファイルを見たり、修正したりしたことはありませんか。 「最新を開く」ショートカットを作成すれば、間違うことなく最新のファイルにアクセスできます。

  (2) ファイル、フォルダの日時を設定する

更新日時、作成日時、アクセス日時を設定します。 日時は手動での入力、日時をコピー(指定するファイル、フォルダと同じ値に)する、画像ファイルで EXIF を含む場合はその日時、ファイル名に日時を含む場合その日時、の何れかを指定できます。

  (3) 更新検索

サブフォルダ(以降)で、更新されたファイルやフォルダがないかを確認します。 サブフォルダごとに最新ファイルを見つけ表示します。 バックアップが必要かどうかの判断などに利用できます。 除外する名前を指定できるので、例えば、「ソフトウエアの開発で、ソースファイルの更新はバックアップ対象にするが、.dll や .exe, .log は無視したい」というようなことができます。

  (4) ファイル検索

ファイルを検索しリストします。 検索する名前は、正規表現で指定します。正規表現により、目的のファイルを見つけやすく、柔軟に指定できます。  ファイルの日時情報、サイズ、属性を検索条件にすることもできます。

  (5) フォルダ検索

フォルダを検索しリストします。 フォルダに含まれるファイルやフォルダの数も表示します。 いたずらにファイルやフォルダの数が増えていくフォルダを見つけることができます。


  その他、FindFile には次のような特徴があります。

  • インデックスに頼ることなく、確実に検索します。
  • 検索条件は、履歴として保持され、必要により呼び出すことができます。
  • コマンドラインを使用して、検索条件の設定から、検索の実行、結果のファイルへの出力、といった一連の動作をユーザの操作を介することなく行わせることができます

 更に詳しくは、説明書: FindFile.pdf(Box から表示) をご覧ください。

 

ダウンロード: FindFile(Vector サイトへ)     

 

スクリーン・ショット:

 
ファイル・フォルダの日時設定

 

シンプル表示

 

詳細表示「手動」

 

ファイル/フォルダの日時をコピー

 

EXIF の日時

 

ファイル名に日時を含む場合の日時

 

詳細表示の右クリックメニュー

 

ファイル検索

「設定」で「検索条件を追加する」を解除した場合

 

フォルダ検索

 

更新検索

 

検索時に検出されたエラー表示

 

設定

 

右クリック・メニュー

 

 

リリースノート、更新履歴:
  2023/12/28 バージョン 2.2
  ・ファイル日時設定で、画像ファイルの EXIF データを参照して日時を設定できるよ
    うにしました。
  ・ファイル日時設定で、ファイル名に日時が含まれている場合、参照して日時を設定
    できるようにしました。
  ・ファイル検索、フォルダ検索、更新検索で、検索結果から一部を除外して操作でき
    るように、行を消去できるようにしました。
  ・その他、軽微な誤りの修正や改善。

 

  2023/10/20 バージョン 2.1
  ・ファイル・フォルダの日時設定の詳細表示で、「秒以下」に加えて「秒未満」を 0
    に切り捨てることができるようにしました。
  ・ファイル・フォルダの日時設定で、秒未満の指定や値を張り付けたい場合を想定し
    て TextBox での日時指定を強化しました(右クリックメニューに「TextBox で入力
    する」を追加等)。
  ・ファイル・フォルダの日時設定で、容易に初期状態に設定できるように、右クリック
    メニューに「リセット」を追加しました。
  ・ファイル・フォルダの日時設定で対象をエクスプローラーからのドラッグ&ドロップ
    で変更できるようにしました。
  ・ファイル検索の[開く]ボタンの動作を設定できるようにしました。 任意のコマン
    ドの実行も可能です。
  ・フォルダ検索で、フォルダ内の情報を取得できなかった場合でもリストできるよう
    に、設定に「エラー項目もできるだけリストする」を追加しました。
  ・検索中に表示するステータスが画面をはみ出して一時停止やキャンセルボタンを直
    ぐには押せないことがある不具合に対処しました。
  ・PC 性能向上に伴い既定値を更新しました。 検索の「リスト更新周期」を 1 秒から
    0.1 秒へ、リスト項目数の制限値を 131,071 行から 1,048,575 行に更新。
  ・検索中に表示する「検索状況表示」の更新周期を設定の「リスト更新周期」と連動
    できるようにし、これを既定にしました。
  ・検索中に表示する「検索状況表示」の幅を本体の幅にして固定できるようにしまし
    た。 検索状況表示を右クリックしてメニューで設定します。 また固定でない場合
    も画面からはみ出さないように(ボタンを押せるように)しました。
  ・検索した「結果をファイルに出力する」の内容に検索順(見つけた順)を追加しま
    した。
  ・表示下部左の「検索結果」(状況のサマリ)を転記できるようにしました。
    ドラッグしてメモ帳などにドロップできる他、ダブルクリックでクリップボードに
    コピーします。
  ・その他、軽微な誤りの修正や改善。

 

  2023/08/29 バージョン 2.0
  ・ ファイル、フォルダの最終書き込み日時、作成日時、最終アクセス日時を設定
     できるようにしました。エクスプローラーで対象のファイル/フォルダを右ク
     リックして「送る(N)」→「ファイル日時設定」を選びます。
  ・ ファイル検索、フォルダ検索、更新検索、の対象となるファイル/フォルダを
     エクスプローラー等からドラッグ&ドロップして指定することもできるように
     しました。
  ・ 「ファイル検索」「フォルダ検索」の検索条件を追加できるようにし、これを
     既定にしました。 これにより、サイズや属性を検索条件にできるようになりま
     した。
  ・ ファイル検索とフォルダ検索で、検索履歴からすべての検索条件を復元できる
     ようにしました。
  ・ すべての検索履歴をまとめて消すことができるようにしました。 右クリック・
     メニュー「この検索履歴を消す」を Shift+ で選びます。
  ・ 容易に完全リセットできるようにしました。 設定ページの[リセット]で表示
     される確認ダイアログでShift+で[OK]を押します。
  ・ 設定ページの「ファイル、フォルダの属性表示」を「略号で短く」に設定した
     場合の略号を Windows 11, 10 での表示に合わせました(N を I に、
     SparseFileを P に、ReparsePoint を L に変更)。
  ・ 画面構成の変化や一貫性の観点から、画面のアクセスキーを廃止しました(右
     クリック・メニューは除く)。 これにより、画面が少し見やすくなりました。
  ・ フォルダ検索、更新検索で、例外が発生することがある誤りを修正しました。
  ・ .NET Frameworkのバージョンを 4.8 に更新しました。
  ・ その他、軽微な誤りの修正や改善。

  2021/05/11 バージョン 1.5
  ・ 高 DPI ディスプレイでの DPI スケーリングに対応しました。
  ・ ファイルの検索で検索対象に含めないファイルを容易に指定できるようにしま
     した。
  ・ Windows 10 20H2 で「名前」右側の[...]ボタンを押すとエラーメッセージ
     が表示され終了する不具合が修正されました。
  ・ その他、軽微な誤りの修正や改善。

 

   : この間省略 :  

 

2011/07/27 バージョン 1.0
  ・初版です。


最新情報(既知の不具合と次バージョン)

  • ファイル日時設定、「コピー」で、コピー元の日時を画面に表示するようにしました。2023/12/28

  • ファイル日時設定に、現在値に指定する時間を加算/減算する「オフセット」を追加しました。2023/12/30

 リリース前の最新版は下記からダウンロードできます。 旧バージョンをアンインストール後インストールする等設定ファイル削除を勧めます。

  • 2024/01/24 FindFileLatest.zip (Box から、ログイン不要、[ダウンロード]を押す)
    (参考)ハッシュ値 MD5: 21C8189D004E247A6BCAC259979828C2
        ハッシュ値 SHA3-256: D69EC11314C9EBDE21DE0788AA7486C2A01A6A629AA68813975DF57683470768